今回は、comica VM10 PRO という、ショットガンマイクをレビューします。
comica(コミカ)とは?
comica という名前を初めて聞いたので調べてみました。
オーディオ機器の研究・製造・販売を行っている中国系企業のブランドだそうです。
(間違っていたらゴメンなさい)
Amazonで「comica(コミカ)」と検索すると、有線や無線の色々な種類のマイクが出てきます。
個人的には、マイクというと、Rode / Shure / ゼンハイザー / オーディオテクニカ などのイメージがあるのですが、comica というブランドのマイクも有名みたいです。
同梱物が豊富
- VM10-PRO
- ショックマウント
- USB C ケーブル
- 3.5mm TRS-TRRSオーディオケーブル
- 3.5mm TRS-TRSオーディオケーブル
- ウィンドマフ
- 使用説明書
- 保証カード
- キャリーバッグ
アクセサリーがかなり充実しています。ポーチがあるとか便利すぎです!
特徴
カメラ/スマホ/PC で利用できる!
アクセサリーが充実しているため、カメラ/スマホ/PC のどの環境でも使用することが可能。
PC接続 or スマホ接続(USB Type C ケーブル)
USB Type C で接続可能なデバイスであれば、同梱されている Type C ケーブルで接続して使用することができます。
USB Type C で接続する場合は、マイクのスイッチを「Digital」にセットして使います。
Digital で接続するときは、本体のツマミでマイクの音量を調整します。
Digital 接続時は、背面にイヤホンを接続して音声をモニターすることが可能です。
以下の環境では、Tyep C 接続でマイクが使えました
- M2 Mac mini
- Google Pixel 7
スマホ接続(3.5mm TRS-TRRSオーディオケーブル)
USB-C 接続ができるスマホであれば、ひとつ前の「USB-Cケーブル」での接続がおすすめ。以下は、USB-C 接続ができないスマホの場合です。
USB-C 接続できない機種は、片側が TRRSの3.5mmオーディオケーブルを使用します。下の画像は、iPhone 12 mini です。iPhone 12 mini は Lightning 端子なので変換して接続しています。白いケーブルは別売りの変換ケーブルです。なお、3.5mmのオーディオケーブルで接続する場合は、マイクのスイッチを「Analog」にセットして使います。
カメラ接続(3.5mm TRS-TRSオーディオケーブル)
カメラと接続する時は、両端が TRS のケーブル(両端がオレンジのケーブル)を使用します。
3.5mmのオーディオケーブルで接続する場合は、マイクのスイッチを「Analog」にセットして使います。
マイクの指向性は「スーパーカーディオイド」
マイクは、どの方向から音を収音できるかによって、指向性のタイプが分かれています。
今回レビューする comica VM10 PRO は、スーパーカーディオイド というタイプ。
このタイプのマイクは、前からの音をよく拾い、横からの音が入りにくい特徴があるため、ひとりで撮影するような撮り方に向いているそう。ちなみに、スーパーカーディオイド という指向性は、背面からの音を少し拾います。
つまり、
- 正面(最も音を拾う)
- 後方(少し音を拾う)
- 横方向(あまり音を拾わない)
という感じになります。
外で使用する場合は、同梱されているモフモフが必須!?
外で使用する場合。特に、風が強い日などは、同梱されているモフモフが必須です。モフモフの有り無しで大きな差があります。
使ってみて
良いところ
- 音が思っていた以上に良い
- スマホ/カメラ/パソコン のどのデバイスでも使える
- 低価格なのにアクセサリーが豊富でケースも付いてくる
一番大事なのは「音」だと思いますが、個人的には、お値段以上の音質だと感じます。
マイクにあまりお金をかけたくない。という方は、音質もいいのでオススメです。
あと、スマホ/カメラ/パソコン、どのデバイスでも利用できるというのもポイントが高いですね。
この価格帯で、ケーブル類/モフモフ/収納ケースが付いてくる商品って他にあるのでしょうか?正直、かなり安いと思います。
残念
- USB-C ケーブルが短い
- アナログ/デジタルのスイッチを間違えると「音が録れれない」
USB-C ケーブルが短いのが残念ですね。
PC/スマホ どちらで使用する場合も、ある程度の長さがあった方が使いやすいと感じるので、次の製品では、ケーブルを長くしてもらえると嬉しいですね。
あと、残念といういうか、これは注意点なのですが、Analog や Digital のスイッチを間違えると、マイクから拾った音声が録音できないので注意が必要です。ここを間違えると結構致命的です。わたしは、コレをやらかしました。できれば、接続先に応じて自動的に切り替えてほしい。というのが正直なところです。
このような不満点もありますが、メリットと比べると大した問題では無いですね。満足度は高いです。
今回紹介した商品